■犯罪が生まれる悲しい理由
国によって違うのは、やはりその国の経済状態によるのでしょう。貧富の差が大きく、貧しい人が多い社会では、どんな手段を講じても生きていかなければならないので、どうしても犯罪に手を染める人が多くなります。
カタール・ワールドカップのとき、スリランカ経由で帰国し、首都のコロンボで1日を過ごしたのですが、「街をガイドしてやる」と言って近づいてくる人がやたらに多かったのを思い出します。
スリランカは政治の腐敗のせいで財政赤字の累積で財政が悪化。さらに主要産業である観光業が新型コロナウイルスの拡大によって壊滅的な打撃を受けて、2022年には債務不履行(デフォルト)を宣言するに至っており、人々の生活を脅かしていました。
アフリカは数世紀にわたってヨーロッパ諸国から搾取され続けてきました。
なにしろ、数千万人の住民が「奴隷」としてアメリカ大陸に送り込まれたのです。「奴隷」にする目的は労働力とするためで、元気で働き手になる人が抜かれていくのですから、たまったものではありません。
日本でも、今では少子高齢化で労働人口が減少すると囁かれていますが、アフリカではそれと同じ事が数百年にわたって起こっていたわけです。
そんな社会では、外国人を見たらさまざまな口実を設けて、金を取ろうとする人が多くても当然のことかもしれません。














