後藤健生の「蹴球放浪記」第297回「JR九州の快適な新型気動車」の巻(1) 佐賀から長崎の新スタジアムへ、攻めたデザインの新型気動車「YC1系」イニシャルの意味の画像
なでしこジャパン観戦のために長崎へ。佐賀からのローカル線の旅で出合ったのは…。撮影/原壮史(Sony α1使用)

 蹴球放浪家・後藤健生にとって、サッカー観戦前の「移動」は、いわば前哨戦だ。なでしこジャパン取材のために長崎の新スタジアムを訪れる前にも、記憶に残る「出会い」があった。

■長崎への「お得」な交通手段

 11月の末にサッカー日本女子代表(なでしこジャパン)のカナダとの親善試合を観戦に長崎まで行ってきました(もう一つの目的は、長崎のスタジアムシティの見学でした)。その話は、「蹴球放浪記」の294回にも書きましたが、今回は佐賀から長崎へ移動したときのお話です。

 長崎まで行く安い交通手段を探していた僕は、全日空(ANA)のキャンペーン期間中に佐賀行きの航空券を発見しました。長崎行きより、かなり安い値段だったのです。

 もちろん、佐賀から長崎までの移動にもお金がかかりますが、長崎空港から長崎市内までのバス代もけっこうかかるので、トータルすると佐賀経由で移動したほうがお得ということで佐賀行きに決めました。

 鳥栖市は何度か行ったことがあるのですが、「佐賀市にはまだ行ったことがなかった」というのも大きな理由でした。

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