■エンジン音の大きい「旧式」

 で、佐賀市内観光をしてからJR佐賀駅内の日本酒バーで佐賀のお酒を堪能したという話は前にも書きました。

 そして、いよいよ佐賀駅からJRに乗車しました。

 しかし、佐賀から長崎まで各駅停車の直行便はありません。ずっと長崎本線なのですが、まず江北(こうほく)行き」乗って江北駅で諫早(いさはや)行きに乗り換え、さらに諫早駅で長崎行きに乗り換えなければなりません。

 で、江北駅に着きました。そして、乗り換えのために階段を登って移動すると、目の前に2両編成の列車が待っていました。ここから先は非電化区間なので「気動車」のようです。「気動車」というのは非電化区間を走るための車両で、一般的には動力としてディーゼル・エンジンが使われています。

 僕たちの世代にとって「気動車」というと旧国鉄(日本国有鉄道)時代の、クリーム色と赤の塗装の「キハ××系」を思い浮かべます(「キ」は気動車。「ハ」は普通車=昔の二等車)。

 大きなエンジン音がする、いかにも旧式の車両といったイメージです。

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