■森保監督も驚いた「元チームメイト」の力

――高木琢也監督は、シーズン途中に就任してから1敗しかしませんでした。

後藤「そうそう」

大住「苦しい状態だったのにそれだけの結果を出すとは、やはり何か持っているんだろうね」

後藤「選手だった頃には、こんなにすごい監督になるとは思っていなかったけどね。チームメイトだった森保一監督も、あんなに細かい監督になるなんて思っていなかった、と話していたくらいだから」

大住「FWとしては、技術はあったけど、あれだけの大柄な体格だし、スピードがなかった。それでもトップクラスの選手としてやっていけたのは、いろいろと考えてプレーしていたからだと思うよ」

後藤「それに、地元出身の監督だというのも、良いところだね。京都サンガF.C.チョウ・キジェ監督と一緒だね。京都に取材に行ったときにタクシーに乗ったら、運転手さんがチョウ監督について“京都の人だ”という話をしていた。地元の人が活躍していたら、やっぱり気になるし、応援したくなるよね」

つづく

 

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