■止めるのが困難なトップスコアラー

 最後に紹介するのはFW部門。

 1人目はマテウス・ジェズス(V・ファーレン長崎)だ。言わずと知れたJ2得点王(19得点)。そこに6アシストが加わり、攻撃全般の貢献度は絶大だった。広いスペースを与えたら、止めるのは至難の業。その左足で長崎を昇格へ導いた。

 残りのイスに座るのは渡邉新太(水戸ホーリーホック)だ。誰もが認める水戸優勝の立役者。巧みなポストワークで逆襲の起点となるばかりか、巧みなパスでアシストを重ね、自らネットを射抜き、勝利を手繰り寄せた。終盤戦で負傷に倒れ、戦列を離れたが、運命の最終節でベンチ入り。仲間たちを勇気づけ、悲願の昇格へと導いた。

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