
今回のtotoはJ1第30節の8試合と、J2第30節の5試合が対象となっている。過去のデータや直近の様子などから、分析を進めてみよう。
■水を差す「背番号9」の不在
今週末は関東などでは気温が下がってくるようだが、9月に入っても暑い日が続いていた。こうした夏の疲れの積み重ねが、秋に入ると突然、出てくるものだ。
そうしたここまでの“累積”が、サッカーの試合にも大きく影響する。警告の“累積”による出場停止が今節、試合の結果に大きく響きそうなのだ。
一番痛いのは、首位に立つ京都サンガF.C.だろう。
第19節から無敗が続いている京都だが、一気に波に乗ったのは第25節以降。そこまで今季4回も逃していた3連勝を、ようやく達成。前節は引き分けたものの、4連勝した勢いが、現在の地位につながっている。
その立役者のひとりが、ラファエル・エリアスだろう。第25節から5試合連続得点で計8ゴールを奪う暴れっぷりだった。
だが、そのエースストライカーが今節、ピッチに立てない。前節受けた警告により、出場停止となるのだ。
これまでR・エリアスは戦列を離れたこともあり、その期間も京都は勝点を重ねていた。だが、最近の活躍を見る限り、背番号9の不在は勢いに水を差しかねないと考えざるを得ない。
今節ホームに迎える清水エスパルスは13位だが、ここ5試合だけを見ても、サンフレッチェ広島、鹿島アントラーズという上位相手に引き分けることに成功している。互いに今シーズン引き分けが多めのチーム同士の激突でもあり、ここは痛み分けを予想する。