■ピッチに立てない「18歳」
京都の他にも、出場停止の影響が出そうなチームがある。FC東京とファジアーノ岡山だ。
FC東京はマルセロ・ヒアンを欠く。最近はゴールがなく、先発を外れる時期もあったが、チーム最多得点者である事実は変わらない。
今節は川崎フロンターレとの多摩川クラシコということで、そもそも難敵との対戦である。そうしたゲームに不安材料がさらなる影を落とす可能性は否定できないだろう。そこで、FC東京の敗戦を予想する。
岡山には、さらに大きな不安がのしかかる。今シーズン加入し、日本代表に選ばれるまでに成長した18歳の佐藤龍之介が出場停止でピッチに立てないのだ。
そもそもここ2試合、無得点のままで敗れているチームである。若きタレントの欠場は、さらに勢いを失うこととなり、東京ヴェルディの前に沈むことになりそうだ。
一方、J2では、出場停止をめぐって珍事件が起こった。北海道コンサドーレ札幌は今節、一気に4人を出場停止で欠くことになる。
前節は2人が退場処分を受け、ベンチにいた宮澤裕樹も判定への異議でイエローカードを提示された。5失点大敗の影響は今節も続き、上位を争う徳島ヴォルティスに勝利を献上することになるだろう。
記事後半では、J1首位交代の可能性や裏天王山について分析していきたい。