■J1での「クラブ最多タイ」となる5得点!

 45+6分、川崎はコーナーキックのチャンスを迎えたが、それが流れて福岡がロングカウンターの態勢に。ドリブラーの紺野和也が一気に前を目指すと、それを、すでにイエローカードを1枚出されていたファンウェルメスケルケン際がファウルでストップ。2枚目のイエローで退場となった。

 9人で後半を戦うことになった川崎は、エリソンとマルシーニョの個による強引さや、佐々木旭の思い切りの良い攻撃参加でなんとか勝利を目指そうとしたものの、さすがに2人差の影響は大きく、福岡ペースは揺るがない。

 2人少ないにもかかわらず健闘を続けたものの、68分にPKを与えてしまい、ついに逆転ゴールを奪われた。

 ホームで不甲斐ない姿を見せるわけにはいかない川崎は、もう1人の新加入選手であるFWのラザル・ロマニッチや日本代表の大関友翔らを投入し、精一杯の反撃を試みる。

 しかし、リードを得た福岡は、慌てることも緩めることもなく、優位を保ち続け、85分、88分と追加点を奪い、試合を終わらせることに成功。

 有利な状況をきっちりと勝利に結びつけ、J1でのクラブ最多タイとなる5得点を記録。なお、等々力では2000年以来の白星となった。

  

■試合結果

川崎フロンターレ 2-5 アビスパ福岡

■得点

4分 橘田健人(川崎)

24分 名古新太郎(福岡)

29分 エリソン(川崎)

36分 上島拓巳(福岡)

73分 名古新太郎(福岡)

85分 碓井聖生(福岡)

88分 紺野和也(福岡)

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