画像・写真:天皇杯の疲れが目立つ福岡に開始4分で先制も…「期待の助っ人」が思わぬ形で退場、前半ATの「いらない2枚目のイエロー」で2人減った川崎が等々力で2000年以来の白星献上【川崎フロンターレvsアビスパ福岡】激闘PHOTOギャラリー 原壮史 J1 アビスパ福岡 川崎フロンターレ 橘田健人 名古新太郎 上島拓巳 紺野和也 Jリーグ 2025.08.11 3週間ぶりの試合となる川崎に対し、福岡は水曜日に鹿島で天皇杯を戦ったばかり。雷による1時間の中断に加え、延長戦まで突入するタフな試合だった。疲労度的に優位な川崎は、立ち上がりから勢いのあるプレスで福岡に襲い掛かる。サイドバックではなく、本職での起用された橘田健人が水を得た魚のように中盤を制すと、エリソンや伊藤達哉も高い位置で鋭い寄せを続け、福岡のビルドアップを許さない。(20250809)撮影/原壮史(Sony α1使用) ペースを握った川崎は、アタッキングサードまでボールを進めると、時間をかけすぎずにエリア外からのシュートを積極的に採用。上島拓巳、奈良竜樹、安藤智哉と対人の強さが光る3バックを擁する福岡に対して不利にならない戦い方で攻勢を続けると、4分には狙い通りに橘田(写真)が先制ゴールを決めた。(20250809)撮影/原壮史(Sony α1使用) その後も勢いを落とすことなく一方的な試合展開に持ち込んだ川崎だったが、12分、中央で前を向いた碓井聖生(写真右)をフィリップ・ウレモヴィッチ(写真左)が潰した際、足裏がアフターで入ってしまい、VARと主審のOFRを経て一発レッドの判定に。新加入即先発となった助っ人が思わぬ形でピッチを去ってしまった。(20250809)撮影/原壮史(Sony α1使用) 10人になりながらも強度を保った川崎は、24分にフリーキックから同点を許したものの、攻撃的なプレーを続け、その5分後にエリソンが個で勝ち越しゴールをもぎ取ってみせた。(20250809)撮影/原壮史(Sony α1使用) しかし、数的優位となりビルドアップが機能するようになった福岡は、36分にコーナーキックから上島拓巳(写真)のゴールで再び同点に。それでも川崎は攻撃を捨てず、前半アディショナルタイムも前へ出続けたが、それがまさかの展開を招くことになった。45+6分、川崎はコーナーキックのチャンスを迎えたが、それが流れて福岡がロングカウンターの態勢に。ドリブラーの紺野和也が一気に前を目指すと、それをすでにイエローカードを1枚出されていたファンウェルメスケルケン際がファウルでストップ。2枚目のイエローで退場となった。(20250809)撮影/原壮史(Sony α1使用) 9人で後半を戦うことになった川崎は、エリソンとマルシーニョの個による強引さや、佐々木旭の思い切りの良い攻撃参加でなんとか勝利を目指そうとしたものの、さすがに2人差の影響は大きく、福岡ペースは揺るがない。2人少ないにもかかわらず健闘を続けたものの、68分にPKを与えてしまい、ついに名古新太郎(写真)に逆転ゴールを奪われた。(20250809)撮影/原壮史(Sony α1使用) ホームで不甲斐ない姿を見せるわけにはいかない川崎は、もう1人の新加入選手であるFWのラザル・ロマニッチ(写真)や日本代表の大関友翔らを投入し、精一杯の反撃を試みる。(20250809)撮影/原壮史(Sony α1使用) しかし、リードを得た福岡は、慌てることも緩めることもなく優位を保ち続け、85分、88分と追加点を奪い、試合を終わらせることに成功。(20250809)撮影/原壮史(Sony α1使用) 有利な状況をきっちりと勝利に結びつけ、J1でのクラブ最多タイとなる5得点を記録。なお、等々力では2000年以来の白星となった。(20250809)撮影/原壮史(Sony α1使用) 写真の記事へ戻る