天皇杯の疲れが目立つ福岡に開始4分で先制も…「期待の助っ人」が思わぬ形で退場、前半ATの「いらない2枚目のイエロー」で2人減った川崎が等々力で2000年以来の白星献上【川崎フロンターレvsアビスパ福岡】激闘PHOTOギャラリーの画像
試合を決定づける4点目を決め、メルボルン・シティFC(オーストラリア)へ移籍した金森健志に向けたラーメンパフォーマンスを披露する碓井聖生(金森は昨年12月19日にラーメン店『らーめん はや川 警固店』を福岡市中央区にオープン)。福岡が有利な状況をしっかりとものにし、敵地で勝ち点3を獲得した。(20250809)撮影/原壮史(Sony α1使用)
■【画像9枚】中盤を制した川崎MFが「大歓喜」、一発レッドの助っ人が「心配顔」、ヘッド弾のイケメンDF「ゴール後」!

【明治安田J1リーグ 第25節 川崎フロンターレVSアビスパ福岡 2025年8月9日(土)19:03キックオフ】 撮影/原壮史(Sony α-1使用)

■一方的な試合展開になるも…「一発レッド」

 3週間ぶりの試合となる川崎フロンターレに対し、アビスパ福岡は水曜日に鹿島で天皇杯を戦ったばかり。

 雷による1時間の中断に加え、延長戦まで突入するタフな試合だった。疲労度的に優位な川崎は、立ち上がりから勢いのあるプレスで福岡に襲いかかる。

 サイドバックではなく、本職で起用されたMF橘田健人が水を得た魚のように中盤を制すと、エリソンや伊藤達哉も高い位置で鋭い寄せを続け、福岡のビルドアップを許さない。

 ペースを握った川崎は、アタッキングサードまでボールを進めると、時間をかけすぎずにエリア外からのシュートを積極的に採用。

 上島拓巳、奈良竜樹、安藤智哉と対人の強さが光る3バックを擁する福岡に対して不利にならない戦い方で攻勢を続けると、4分には狙い通りに橘田が先制ゴールを決めた。

 その後も勢いを落とすことなく一方的な試合展開に持ち込んだ川崎だったが、12分、中央で前を向いた碓井聖生をフィリップ・ウレモヴィッチが潰した際、足裏がアフターで入ってしまい、VARと主審のOFRを経て一発レッドの判定に。新加入即先発となった助っ人が、思わぬ形でピッチを去ってしまった。

 10人になりながらも強度を保った川崎は、24分にフリーキックから同点を許したものの、攻撃的なプレーを続け、その5分後にエリソンが個で勝ち越しゴールをもぎ取ってみせた。

 しかし、数的優位となり、ビルドアップできるようになった福岡は、36分にコーナーキックから再び同点に。

 それでも川崎は攻撃を捨てず、前半アディショナルタイムも前へ出続けたが、それがまさかの展開を招くことになった。

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