■ACL出場「4チーム」を待つ日程
――首位の柏レイソルから4位の鹿島アントラーズまで、勝点3差。この混戦は続くのでしょうか。
後藤「どこかが抜け出すとは思えないなあ」
大住「本当に力があるのはヴィッセル神戸とか鹿島アントラーズ、サンフレッチェ広島、川崎フロンターレくらいじゃないかと思うんだよね。でも、いつも話しているように、秋になるとACLが入ってきて、出場チームはJ1の日程が他チームとまったく変わってくる。出場する神戸、広島、FC町田ゼルビア、ガンバ大阪は、周囲が2、3試合する期間に4、5試合こなさないといけなくなる。そういうチームが絡んでくると、優勝争いは本当に最後まで分からくなるんじゃないかと思うね。もしもACLに出ない柏レイソルがケガ人続出などなく、今のようなコンディションでいられれば、もしかしたら、そのまま突っ走る可能性もある」
――同じ状況にある鹿島アントラーズは、どうでしょう。
大住「ACLがないから、チャンスだと思うよ」
後藤「春も秋もACLがないなんてズルいよ、って言われちゃいそう」
大住「そう考えると、春にACLを戦ったヴィッセル神戸が今のポジションにいるのはすごいことだよね」
後藤「でも神戸は、準々決勝進出以降が集中開催されたサウジアラビアに行っていないから」
大住「そうだ、それが大きかったのかな」