■資金援助後、「本部」はアブダビに
さて、その後、IFFHSの活動はどんどん派手なものになっていきましたが、そのうちドイツのテレビ局からの資金協力が得られなくなってしまったのです。
そんな中、ペーゲ博士からメンバー全員にメールが回ってきました。
「アラブ首長国連邦(UAE)のファンドから資金援助してもらえそうなのだが、どう思うか?」というのです。
僕は、反対でした。「アラブ人の気質を考えれば“金を出しても口は出さない”ということはあり得ない。援助を受ければ、いずれ運営の主導権を握られてしまう」と思ったからです。
しかし、結局、IFFHSはUAEからの資金を受け入れ、数年後にはIFFHSの本部はアブダビに移り、会長もUAEの人物になってしまいました。
その後もIFFHSは活動を続けて、今でも「最優秀××」とか「△△のベスト・イレブン」の選出などをやっているようです。
本部はスイスのチューリヒに置かれていますが、今でも会長はUAE人のまま。ペーゲ博士が設立し、ヨーロッパのメンバーが作り上げたIFFHSは、こうしてUAEに乗っ取られてしまったのです。








