
今回のtotoはJ1第19節の10試合と、J2第18節の3試合が対象となっている。過去のデータや直近の様子などから、分析を進めてみよう。
■最高の「6割超」が勝利予想
記事前半では、2位の柏レイソルがヴィッセル神戸との上位対決を制すると予想した。記事後半ではさらに、その柏が首位の鹿島アントラーズに勝点で並ぶ可能性に言及する。
鹿島は今シーズンから指揮を執る鬼木達監督が短時間でチーム状況を把握。チームに適切な戦い方を落とし込み、復権を印象づけている。前節は最下位の横浜F・マリノス相手にまさかの敗戦を喫したが、試合2日前のtoto公式サイトでの投票率では、対象カード中で最高の6割超の勝利予想の声を得ている。
強い鹿島が帰ってきたとの印象が強いが、すでに5敗しているのも事実。第8節からは3連敗も経験した。そして今週末は、今季2度目の連敗を喫すると予想する。
理由は、対戦相手との相性だ。ガンバ大阪相手には、勝ちパターンがかみ合いそうもない。
注目したいのは後半だ。横浜FMに敗れた前節も含めて、鹿島は第14節以降の直近5試合で、後半にゴールを奪うことができていない。
一方のG大阪の戦いぶりは対照的だ。第14節の湘南ベルマーレ戦では開始2分の先制点から畳みかけたものの、その後の4試合で奪ったゴールは、すべて後半に生まれているのだ。
鹿島が前半のゴールで逃げ切りたいところだろうが、それを許さないのがG大阪の最近の得点力だ。5月に入ってからの5試合で、鹿島が6得点4失点なのに対し、G大阪は9得点6失点。G大阪がホームで首位をうっちゃるはずだ。
柏が予想通りに勝利すれば、敗れた鹿島は勝点で並ばれることになる。得失点差でまだ鹿島が上回るだろうが、タイトルレースはさらに過熱することになるだろう。