
今回のtotoはJ1第10節の9試合と、J2第9節の4試合が対象となっている。過去のデータや直近の様子などから、分析を進めてみよう。
■その権利は「鹿島アントラーズ」に
前編では、1位のFC町田ゼルビア、2位のサンフレッチェ広島ともに引き分けに終わる可能性を指摘した。それに伴い、首位交代が起きると予想する。
町田と広島が勝点1を積み上げると、ともに勝点18へと到達する。そうなると、首位浮上の可能性は、現在勝点15の7位京都サンガF.C.までに存在する。
まずは、その京都に目を向けると、勝利は難しそうだ。9位の湘南ベルマーレとの対戦だが、このカードはなぜかアウェイチームの勝率が高い。京都も調子を上げているが、両チームの間には勝点1の差しかない。ここでは今季、一味違うスタートダッシュを切った湘南の勝利を予想したい。
そうなると勝点16で並んでいる3位の川崎フロンターレから6位のアビスパ福岡までのどこかが首位に立つことになるが、その権利は鹿島アントラーズに渡ることになりそうだ。
前節はホーム無敗記録が途切れ、痛い連敗を喫した鹿島だが、今節対戦するセレッソ大阪とは、35勝7分20敗と、とにかく相性が良い。ミッドウィークにはルヴァンカップでレノファ山口に敗れたが、ここまでの主力を休ませつつ、出番の少なかった選手を起用し、良い試運転になったとみる。得意のC大阪相手に、対戦勝率を上げるはずだ。