■「悔しいスタート」名古屋と
同じ構図が当てはまるのが、神戸と名古屋グランパスの対戦だ。3連覇を目指す神戸だが、開幕戦に続いて引き分けに終わる予感だ。
神戸と名古屋の対戦はリーグ戦2試合中、3シーズン連続で必ず1試合は引き分けに終わっている。ここ2シーズンは連覇を達成していた神戸に対し、名古屋は2023年は6位、昨季は11位と上昇気流に乗り切れなかったが、それでも王者・神戸相手に引き分けに持ち込むことに成功していたのだ。
前述の京都は前節、昇格組のファジアーノ岡山に記念すべきJ1初勝利を献上してしまったが、名古屋も開幕戦で川崎フロンターレに0-4の大敗を喫し、悔しいスタートとなってしまった。名古屋の反発力、両チームの相性を考えて、このカードも引き分けを予想する。
後編(2)では、こちらもドロー必至のカードから、開幕黒星から復活するであろうチームまで取り上げたい。