■FW“3本柱”で全員が2ケタを

 得点力という部分では、加藤陸次樹、パシエンシアに加えて、ジュビロ磐田からの加入が発表されたジャーメイン良の3本柱で全員が2ケタを取るくらいの迫力がほしい。加藤は今季9点で2ケタにあと一歩届かなかったが、まだ伸びしろのある選手。スキッベ監督も「今年伸びた選手」と評価していたが、もう一段階のステップアップが必要。いつまでも「大橋(裕紀=ブラックバーン)の抜けた穴が大きい」と指揮官に言われないように、FW陣には奮起を求めたいものである。
 それ以外の人材に目を向けると、昨年に伸び悩みが見られた満田誠、若手の中島洋太朗、井上愛簾らにもチームを押し上げてほしいところ。とりわけ3ゴールに終わった満田は不完全燃焼感が強かったに違いない。一時は日本代表入りしたこともある実力者だけに、このレベルで足踏みしているわけにはいかない。2024年のパフォーマンスをしっかりと振り返ったうえで、2025年に勝負をかけるべきだ。

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