【サンフレッチェ広島が25年のJ1制覇のために克服すべき課題とは (1)】得点大幅増で攻撃力アップも失点も増加。広島がタイトルを逃した根本理由とは……独走から一転の24年の画像
サンフレッチェ広島の満田誠、川辺駿、加藤陸次樹 撮影:中地拓也

 2022年のミヒャエル・スキッベ監督就任後、22・23年は3位、24年は2位でフィニッシュしたサンフレッチェ広島。1年目からいきなりYBCルヴァンカップ制覇・天皇杯準優勝までチームを押し上げたことから、3年目の今季は何かしらのタイトルを手にすると目されていた。

 しかしながら、2つのカップ戦は8強で敗退。最後に残されたJ1も一時、独走態勢に突入したかと思われたが、終盤5戦で湘南ベルマーレ、京都サンガF.C.、浦和レッズガンバ大阪に4敗。まさかの失速で2位に甘んじる形になってしまった。
「レギュラーの選手が欠けると全く別のチームになってしまう。そこは改善していかないといけない部分です。来季もJリーグ、ACL(AFCチャンピオンズリーグ)2、ルヴァンカップと天皇杯と沢山の大会に参加する。秋以降にはACLエリートもある。誰が出ても戦力的に落ちないチームを作り上げていかないといけない」と指揮官は話していたが、ハイレベルな選手層をどう保つかというのは、彼らに課された最重要テーマと言っていい。

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