2022年のミヒャエル・スキッベ監督就任後、22・23年は3位、24年は2位でフィニッシュしたサンフレッチェ広島。1年目からいきなりYBCルヴァンカップ制覇・天皇杯準優勝までチームを押し上げたことから、3年目の今季は何かしらのタイトルを手にすると目されていた。
しかしながら、2つのカップ戦は8強で敗退。最後に残されたJ1も一時、独走態勢に突入したかと思われたが、終盤5戦で湘南ベルマーレ、京都サンガF.C.、浦和レッズ、ガンバ大阪に4敗。まさかの失速で2位に甘んじる形になってしまった。
「レギュラーの選手が欠けると全く別のチームになってしまう。そこは改善していかないといけない部分です。来季もJリーグ、ACL(AFCチャンピオンズリーグ)2、ルヴァンカップと天皇杯と沢山の大会に参加する。秋以降にはACLエリートもある。誰が出ても戦力的に落ちないチームを作り上げていかないといけない」と指揮官は話していたが、ハイレベルな選手層をどう保つかというのは、彼らに課された最重要テーマと言っていい。