■イタリア代表相手に「ハットトリック」

――Jリーグを経由しないでヨーロッパに渡った福田獅王(ドイツ1部ボルシアMG所属)のような選手もいます。

大住「候補は本当にたくさんいるんだよ。大学2年でオランダに行った塩貝健人(オランダ1部NECナイメヘン所属)だって、馬力があるもんね」

後藤「そうそう。U-21イタリア代表相手にハットトリックはすごかった。全体のレベルがこれだけ高いんだから、人材はいつか出てくるよ」

大住「9月からできるだけ強いところと対戦しなくちゃいけないし、そのときに全員テストのメンバーでというわけにはいかない。6月の最終予選2試合は出場権を狙う相手が必死に挑んでくるだろうし、森保一監督はどう考えるかな。とにかく、チャンスを逃さずに、新戦力をうまく使わなきゃいけない」

後藤「11人総入れ替えしたチームで試合をしてもしょうがないから、今までの11人に何人新しい選手を加えるかのさじ加減がすごく難しいよね。4人新しい選手を入れて、また次の試合で新しい選手を4人入れて、みたいなことを続けて、徐々に変えていくのかな」

大住「難しいけど、それをやらないとワールドカップに間に合わないからね」

――まだ情報は出ていませんが、この冬にJリーグから海外に羽ばたいてブレイクする選手もいるかもしれませんし。

後藤「話が出てくるのは、冬の移籍市場が閉まる、ぎりぎりのタイミングが近づいてからじゃないの」

大住「関根大輝あたりが候補かな?」

後藤「関根は候補に入るね。あとは高井幸大」

大住「それに細谷真大か」

後藤「中野就斗なんて、どうですか?」

大住「中野はタフな戦いが続いた2024年のサンフレッチェ広島で、リーグ戦で一番長い時間出場したフィールドプレーヤーだからね」

後藤「いろいろなポジションができるしね」

大住「スピードもシュート力もあるし、すごくしっかりした守備ができる。中野は面白いと思うよ」

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