J1のサンフレッチェ広島が、今季限りで引退するMF青山敏弘のホーム最終戦での雄姿をSNSに投稿した。まさに「背中で語る」一枚に、感動の声が広がっている。
サッカー選手にとって、逃れられない宿命がある。どれほどの名手であろうとも、いつの日かスパイクを脱がねばならないのだ。
今季の終了を待たずして、多くのJリーガーが引退の意思を表明している。周囲からまだできるはず、続けてほしいと願われながらも、選手たちは次のステージへと進むことを決断する。
青山も、そんなひとりだ。引退表明後の直近試合でゴールまで決めてしまったのだから、ファンの現役続行を願う思いが高まるのも当然だろう。
広島の年内ラストゲームとなったACL2の東方戦で、自ら有終の美を飾るようなゴールを決める。それだけでも十分に美しいストーリーだが、物語はそこで完結してはいなかった。
クラブはSNSに、東豊戦当日と思われる青山の写真を投稿。そのメッセージの強さに、多くの人が心を揺さぶられた。