■日本が示すべきDFの人材
今の日本代表は谷口に限らず、冨安健洋(アーセナル)、伊藤洋輝(バイエルン)も長期離脱中。今夏、欧州から日本に戻ってきた中山雄太(町田)も参戦できていない。2022年カタールW杯の後、吉田麻也(LAギャラクシー)が「これだけの能力のある若いDFがいるんだから、彼らでしっかり戦っていける」と話していたが、これだけアクシデントが続くというのも想定外だったと言える。
それでも日本にはまだまだDFの人材がいるということをしっかりと示さなければいけない。まだ未招集のチェイス・アンリ(シュツットガルト)らを含め、守備陣を底上げしていくことが、W杯上位躍進への絶対条件。今回のインドネシアを好機と捉え、インドネシアを完封すべく、彼らには鉄壁の守りを前面に押し出してほしいものだ。
(取材・文/元川悦子)