■修正急務は守備面
ただ、ガンバ戦で4失点している通り、守りの方は修正は急務だろう。名守護神・川島永嗣が最後尾に控えていると言っても、重要局面で小さな綻びが生まれるようだと、勝てる試合も勝てなくなる。ガンバ戦の決勝点などはまさにそう。どこまで細部にこだわれるかが残り3試合の命運を大きく左右しそうだ。
もともとはボールを保持する攻撃サッカーを横内昭展監督も、すでにJ1残留へと完全に舵を切っている。それを全員で共有し、簡単に失点せず、1点をしぶとく勝ち切るような形に持ち込めれば、何かが起きる可能性もある。1年でのJ2逆戻りだけは阻止すべく、スタッフ・選手一丸となってまずは16日のマリノス戦に向かっていくべきだ。
(取材・文/元川悦子)
(後編へつづく)