【昇格目前でのまさかの足踏み……J2清水エルパルスのもがき(2)】GK権田修一が敗戦に思う子どものファンのこと。「次の栃木には来られないかもしれない、ということを考えたら……」の画像
モンテディオ山形戦で追いつくべく、CKきの攻めに加わった清水エスパルスの権田修一 撮影:中地拓也
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 試合後の公式会見場に入室してきた清水エスパルス秋葉忠宏監督は、会場を埋めた大勢のメディアに「おお、集まっていますね」とまず声をあげた。

 ホームのIAIスタジアム日本平にモンテディオ山形を迎えた、20日のJ2リーグ第35節。勝った瞬間に自動的に3シーズンぶりのJ1昇格が決まる注目の大一番で、75分にキャプテンのFW北川航也のゴールで先制しながら、80分と87分に喫した連続失点で敗れた心境を、指揮官は第一声で覆い隠さずに切り出した。
「やはりフットボールは甘くない、ひと筋縄ではいかない、簡単に昇格はさせてもらえないと痛感させられるゲームでした。ただ、われわれは何も失っていないし、終わったわけではない。下を向く必要はないし、今日で悪いものはすべて出たと思っている。ホーム(のアイスタ)で今シーズン初めて負けたし、先制した後に初めてひっくり返されたし、いろいろな悪いものが出たと思っています」

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