■苦戦を強いられている「企業内クラブ」
そして、企業内クラブは減少し、あるいは地域密着型クラブに衣替えしている。
たとえば、現在JFLで3位に付けているレイラック滋賀は、かつて存在した佐川急便京都が廃部となったとき、その受け皿として発足したクラブで、その後、さまざまな変遷を経て現在に至っている。
そして、今シーズンのJFLの順位表を見ると、第24節終了時点でHonda FCはさすがに5位に付けているが、ソニー仙台が12位、マルヤス岡崎が13位、横河武蔵野が14位、ミネベアミツミが最下位(16位)となっており、残っている企業内クラブはどこも苦しい戦いを強いられているようだ。
かつて、JFLのタイトルを独占していた感があったHonda FCにしても、ようやく5位に順位を上げてきたが、今シーズンは苦しい戦いが続いていた。