■多様な形態のチームが混在する「リーグ」

 そのJFLは多様な形態のチームが混在するリーグである。

 一つは、Honda FC(本田技研工業)やソニー仙台や横河武蔵野のような企業内クラブ。必ずしも全員というわけではないが、大半が社員選手である。その他、FCマルヤス岡崎、ミネベアミツミFCがクラブ名に企業名を冠した企業内クラブということになる。

 そして、JFLにはJ3リーグ加盟を希望するクラブで、ライセンスの対象になっているクラブが7つ加盟している。北からラインメール青森、栃木シティ、クリアソン新宿、ヴィアティン三重、レイラック滋賀、高知ユナイテッド、ヴェルスパ大分の7クラブである。そして、現在はまだライセンスを得られていないが、ブリオベッカ浦安やFCティアモ枚方も、将来のJリーグ入りを視野に入れたクラブだ。

 かつて、JFLには流通経済大学のような大学チーム(大学リーグに出場するチームとは別のチーム)も加盟していたが、最近は大学チームは姿を消している。

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4