10月15日、サッカー日本代表は大一番を迎える。しかしその前日、森保ジャパンに激震が走った――。
現地時間の10月10日に行われたサウジアラビア戦。森保ジャパンは過酷な気候に加えて6万人近い大観衆という環境で見事に勝利をつかみ取っており、気持ちを高めて日本に入っていた。
その試合から中4日。12日、そして13日と一部を公開しての練習を行い、ここまで順調な調整を見せていた。しかし14日の練習に、ある選手の姿がなかった。遠藤航だ。第2次森保ジャパンにおいてキャプテンを務める遠藤は、通常であれば出席するはずの前日会見にも姿を見せていなかったが、練習にも参加しなかったのだ。
日本代表の広報は体調不良によってホテルで静養していると説明しており、オーストラリア戦の欠場が濃厚となっている。遠藤はプレミアリーグのリバプールに所属するボランチ。ここまで守田英正とともに2026FIFAワールドカップアジア最終予選の3試合すべてに先発出場しており、その初戦・中国戦では先制点を決めるなど、攻守ともに大きな活躍を見せていた。
その遠藤がいないとなれば、ここまで先発メンバーをほとんど変えてこなかった森保ジャパンにとって痛手であることは事実。ウォーミングアップ時に選手を数え始めた報道陣の間でも、徐々にざわめきが起こった。