■「相手」や「日程」はどうやって決まったか

 では、その対戦相手や日程はどうやって決まったのか。ここが複雑怪奇である。一応、解説するが、以下の2段落は読み飛ばしてくれてもかまわない。

 東西とも、クラブを出せるのは、これまでのAFCのクラブ大会の成績をポイント制にしたランキングの6位までの国。東では、日本、韓国、中国、タイ、オーストラリア、マレーシア。各国出場権首位(日本で言えばJリーグ優勝)6クラブを「ポット1」とし、他の6クラブを「ポット2」として抽選、12クラブを3つの「グリッド」に分ける。その結果、日本の3クラブはすべて同じグリッドに入った。

 各クラブは、他のグリッドの8クラブと試合をする。また、同じ国同士の対戦はない。その結果、日本の3クラブは、すべて蔚山HD、浦項製鉄、光州FC(いずれも韓国)、セントラルコースト・マリナーズ(オーストラリア)、上海海港、山東泰山、上海申花(いずれも中国)、そしてブリーラム・ユナイテッド(タイ)との対戦となった。同じ「グリッド」のジョホール・ダルル・タクジム(マレーシア)との対戦はない。

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