■三笘薫、堂安律、伊東純也の3人の主力に
3バックは冨安健洋と伊藤洋輝が年内にも復帰してくると見られるだけに、今回の2試合で好パフォーマンスを見せた板倉滉、谷口彰悟、町田浩樹にとっても厳しい競争が続いていくと見られる。中国戦で終盤から板倉に代わり右センターバックを担った20歳の高井の台頭にも期待したいが、今回は2試合出番がなかった中山雄太も引き続き候補であることは間違いなく、また招集外にも有力選手は多くいる。
また、どこかで再び4バックを使う可能性も頭に入れながら、森保監督はメンバー構成を考えていくはず。サイドバックが本職の選手にとってはそこは1つの生命線になってくる。
ウイングバックは2試合にスタメンで出場した左の三笘薫と右の堂安律、さらに2試合ともジョーカー的な形でチームの勢いを加速させた伊東純也の3人が現在考えられる主力メンバーで、そこに左の前田大然、中村敬斗が加わる。難しいのは今回のシリーズで2試合出番のなかった菅原由勢だが、3ー4ー2ー1でも強力な左のサイドアタッカーがいる相手なら、このシステムでも重要な存在になりうる。
一方で、長友佑都は3バックだと明確なポジションは得にくいかもしれない。それでもチームに与える影響は大きく、4バックに変更する想定も含めて、森保監督も外しがたい選手だろう。