浦和「遅すぎた」監督交代と酒井宏樹ら中核選手「シーズン半ば大量離脱」の意味、スコルジャ復帰も「安全ではない」降格【「優勝、降格は?」2024Jリーグ終盤戦の大激論】(4)の画像
7月にオーストラリア、オークランドFCに移籍した酒井宏樹(右)。そして興梠慎三も今シーズンでユニフォームを脱ぐ。撮影/原悦生(Sony α‐1使用)

 いよいよ秋の声が聞こえはじめると、Jリーグも終盤戦へ。頂点を目指す優勝争いや生き残りをかけた残留バトルは、さらに激しさを増していく。各チームのこれまでの戦いを振り返るとともに、2024シーズン終了までの見逃せないポイントを、ベテランのサッカージャーナリスト大住良之と後藤健生が語り尽くす!

■未消化試合1つ半の浦和「後半が心配」

――優勝を争うグループは見えましたが、それよりも下はかなりの混戦です。12位の浦和レッズは、まだ消化試合が2つ少ないから、その2試合に勝っていたとすると、計算上は6位です。

後藤「その2試合に勝てるのかなあ」

大住「浦和の未消化試合は、1つ半だよ。雷雨で中止になった川崎フロンターレとの第28節は、浦和が1点リードの状態で、後半キックオフから再開されるんだから。後半45分間守ればいいんだけどね」

後藤「あの試合も、浦和は1点取るまでは素晴らしいサッカーをしていたけど、リードしたと思ったらへなちょこになっちゃった。残りの45分間、へなちょこが続くんじゃないかと心配」

大住「ペア・マティアス・ヘグモ監督からマチェイ・スコルジャ監督に代わったことだし、どうかな。一番気になるのは、その45分間を見るために11月下旬の寒い金曜日の夜に埼スタまで行くか、ということだね」

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