■激しい雷雨で決勝戦は「40分1本勝負」

 こうして、僕はSBSカップの1日目から、3日連続で雨に祟られてしまったのだ。

 この夏、僕が実際にスタジアムに行った試合のうち、中止になったり、試合開始が遅くなったり、あるいは中断があったりという形で暑さや雷雨の影響を受けたのはこの試合でなんと10回目だった。

 SBSカップの30分ハーフというのも珍しい体験だったが、日本クラブユース選手権(U-18)大会決勝戦(7月31日、東京・味の素フィールド西が丘)では40分1本勝負という、さらに珍しい経験もした。激しい雷雨のために試合開始が大幅に遅れたためだった。

 もっとも、40分だけの試合ということで、非常にインテンシティの高い試合となった。両チームが点を取り合い、川崎フロンターレU-18が2対1とリードしていたものの、ガンバ大阪ユースがアディショナルタイムに2ゴールを奪って逆転勝利というエキサイティングな試合になった(夏場に試合をするなら、20分ハーフといった形式の大会もありかもしれない)。

 とにかく、今年の夏は気温が高い日が連続し、それに伴ってゲリラ豪雨に襲われる機会が非常に多かった。浦和レッズは8月7日のJ1リーグ第25節、柏レイソル戦も豪雨のために中止となっており、ホームゲームが2試合連続で中止となってしまった。

 内陸にある埼玉県は気温が高く、雷雨に見舞われることが多いのだ。

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