【パリ五輪メンバーが挑むA代表召集で立ちはだかる壁とは(3)】中盤で呼ばれる可能性のある選手は……主将にしてフランスで別格の力を見せた藤田譲瑠チマへの期待の画像
パリ五輪でのU-23サッカー日本代表・藤田譲瑠チマ 写真:日本雑誌協会代表撮影/中地拓也

 サッカー日本代表が挑む北中米ワールドカップ最終予選が間もなく始まる。そして、そのメンバー発表が8月29日に行われることとなった。注目は、今夏に行われたパリ五輪のメンバーから“昇格”はあるのか。2つの代表の現状を考察する。

 A代表ではMFとFWをあえて区別せずに「MF/FW」として召集しており、直近の6月シリーズで名を連ねたのは、遠藤航南野拓実守田英正鎌田大地相馬勇紀小川航基前田大然旗手怜央堂安律上田綺世田中碧川村拓夢、中村敬斗、久保建英鈴木唯人の15人。

 このうち、センターFWを主戦場とするのは上田綺世と小川航基で、両サイドで出る可能性があるのは南野拓実、相馬勇紀、前田大然、旗手怜央、堂安律、中村敬斗、久保建英。ただし、南野、旗手、堂安、久保はトップ下やインサイドハーフでも出場する可能性があり、その区別の難しさがMFとFWを区別しない理由でもある。

 なお、パリ五輪にMF登録で召集されたのは川崎颯太山本理仁荒木遼太郎藤田譲瑠チマ三戸舜介の5人。さらに、バックアップメンバーとして山田楓喜植中朝日の2人が召集され、当初は佐野航大もバックアップメンバーに名を連ねていた。

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