■藤田譲瑠チマの召集はあるか

 では、遠藤や守田、鎌田、田中、鈴木唯人、南野、旗手、堂安、久保らの強力な中盤に食い込むパリ五輪メンバーは誰か。筆頭は、藤田譲瑠チマだろう。

 藤田はパリ五輪世代のキャプテンを務め、精神的にもプレー的にも大岩ジャパンをけん引した存在だ。ベルギーのシントトロイデンに所属しているが、さらに上のリーグへのステップアップ移籍も注目される選手。パリ五輪でもテクニックや運動量で圧巻の動きを見せており、現在のA代表でも期待される一人だろう。

 ちなみに藤田は国内組を主体として挑んだE-1サッカー選手権2022ですでにA代表2試合に出場。海外組も含めての“フルA代表”でも存在感を発揮できるか。また、同世代の久保、鈴木唯人との共演も期待される。

 なお、9月での召集が難しくとも近い将来での“昇格”に期待がかかるのが荒木遼太郎だ。間で受ける能力とそこからのアイデアは大岩ジャパンでも大いに魅せてきた。今後のさらなる飛躍も含め、期待がかかる。そのほか、三戸舜介と斉藤光毅も今後の成長が望まれる選手。分厚いA代表の攻撃陣に食い込むだけの結果を残したい。

(つづく)

(4)へ続く
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