【主将・伊藤とともに。浦和の”3大リーダー”を継承する選手が、磐田戦の完勝で示したもの(1)】安居海渡が岩尾憲から託された役割……「自我を出してやっていかないといけない」の画像
浦和レッズの伊藤敦樹、安居海渡と岩尾憲 撮影:中地拓也
全ての写真を見る

 浦和レッズは埼玉スタジアム2002でジュビロ磐田に3−0と勝利。後半にやや危ないシーンはあったが、ボール保持率70%、シュート数も相手の3倍を超える24本を記録するなど、内容も結果もパーフェクトゲームと表現できるものだった。

 これまで継続的に取り組んできた4ー3ー3から4ー2ー3ー1に変更して、磐田側の情報不足をアドバンテージにした側面もあるが、何より攻撃も守備も出足が素晴らしく、運動量やスプリント、セカンドボールなど、あらゆる面で相手を上回っていたことは間違いない。

 やはり岩尾憲が古巣でもあるJ2の徳島ヴォルティスに移籍し、キャプテンの酒井宏樹と副キャプテンのアレクサンダー・ショルツが、海外移籍を前提にチームを離れることが決まった状況で、この日のゲームキャプテンを任された25歳の伊藤敦樹を中心に、20代の前半から半ばの選手が意欲的なプレーを見せたことは勝利に加えて、非常に前向きな要素だ。

PHOTO GALLERY 全ての写真を見る
  1. 1
  2. 2