■霧のブエノスアイレスで「コパ・アメリカ」開催

 ストックホルムの緯度は北緯59度20分。本当の「白夜」がみられる北極圏(北緯66度33分)までは、300キロ以上の距離があります。

 ちなみに、僕はストックホルムより少し北(北緯59度50分)にあるノルウェーのオスロにも行ったことがあります。ただ、このときは夏至ではありませんでしたし、「世界で一番物価が高い」と言われるオスロだったので、白夜どころではありませんでした。

 6月にはワールドカップやEUROだけでなく、コパ・アメリカも行われます。

 今年のコパ・アメリカは北アメリカ(合衆国)での開催ですが、普通は南半球の南米大陸で開催されます。

 南米の中でも緯度(南緯)が高いアルゼンチンやウルグアイに行くと、6月21日は冬至に当たるわけです。ブエノスアイレスの緯度は南緯34度ですから、ちょうど日本と同じくらい。つまり、ブエノスアイレスの6月(冬)は、日本の12月と同じなのです。

 しかも、ブエノスアイレスは湿度が高くて、霧が立ち込めることもあるので、寒さが身に沁みます。

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