今回のtotoは、ルヴァンカップのプレーオフラウンド第2戦の5試合と、J2第19節の8試合が対象となっている。過去のデータや直近の様子などから、分析を進めてみよう。
ルヴァンカップは今季、大きくレギュレーションが変わった。J2とJ3のチームも参加し、ジャイアントキリングを起こして大会序盤を盛り上げた。
ただし、プレーオフラウンドまで進んだ現段階では、ほとんどの席をJ1勢が占めている。日本トップのリーグを戦うチームが、実力を見せつけた格好だ。
だが、このラウンドでまだまだ下剋上を起こしてくれそうなチームがある。ふだんはJ3を戦うカターレ富山である。
富山はここまで、初戦でモンテディオ山形、続いて清水エスパルスと、J2チームを連破。さらには、昨季J1王者のヴィッセル神戸をPK戦の末に退けて、プレーオフラウンドまで進んできた。
このステージでも、第1戦で北海道コンサドーレ札幌と引き分けた。今回、緊張の第2戦も乗り越えて、さらに駒を進めると予想する。
理由は「ホーム」だ。現在、J3で5勝6分4敗、8位と波に乗り切れていない富山だが、今季はホームで負けていない。そして今大会ここまで、すべてホームゲームを戦って勝ち上がってきた。
神戸との試合では、平日のナイトゲームにもかかわらず、8000人を超える観客が集まった。神戸のスター選手目当ての人もいただろうが、ジャイアントキリングの味を知った観客は今回、熱烈に富山の選手たちを後押しするはずだ。
ただし、懸命に戦うJ1チーム相手に、90分間で決着をつけるのは簡単なことではない。予想はPK戦の末の8強入りだ。「0」予想だが、勝ち上がるのは富山だろう。