【最終予選に向け、左WBで新境地。中村敬斗が”森保ジャパン”にもたらす競争力(2)】無念のアジアカップから、フランスで磨かれた個で仕掛ける意識…「絶好の場所に身を置けている」の画像
シリア戦でプレーするサッカー日本代表の中村敬斗 撮影:中地拓也

 6月シリーズで2試合続けて、3-4-2-1の左ウイングバックで躍動した中村敬斗にとって、この”森保ジャパン”の新たなトライは1つの大きな転機になったことは間違いない。3バック左から中村を支えた町田浩樹は「今日はだいぶ気を遣いました」と苦笑しながら振り返った。

「逆サイドにボールある時とかは敬斗に「絞れ!」って。彼自身もウイングバックはこの活動が初めてだと思うので。そこはだいぶ気を遣いましたし、ただ、僕らが攻撃する時間帯が多ければ、彼の良さも生きると思うので。そこはできるだけ攻撃の時間を増やそうとしてました」

 そう語る町田も中村の守備面でのハードワークは認めており、ここから試合を重ねることで、そうした部分もよりよくなっていくことを確信している様子だ。3-4-2-1という新たなトライが中村にとって1つの大きな転機になったことは間違いない。

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