■エコパスタジアムで「勝率5割」を誇る浦和
神戸と勝点では並んでいる2位のFC町田ゼルビアだが、今節は足踏みしそうだ。理由は、スタジアムと対戦相手の相性だ。
今節は東京ヴェルディとの「首都決戦」となるが、結果はドローに終わりそうだ。理由は、ホームでの引き分け率の高さである。
Jリーグでの歴史が長い東京Vに対して、町田は通算7勝6分5敗と、わずかながらも勝ち越している。だが、ホームでの戦績で先行するのは、9試合中4試合と5割近くに上る引き分けなのだ。
しかもホームでの対戦では、3戦連続で引き分け中。前回は国立競技場での対戦ではあったが、ホームに東京Vを迎えると、堅さが出るのではないか。
加えて、東京Vは今季ここまでドローが9試合と引き分けの多いチームだ。ここはドロー予想が妥当だろう。
今節、「地の利」で笑うのは浦和レッズになりそうだ。
今回対戦するジュビロ磐田は、黄金時代を築いた相手ではあるが、通算25勝9分29敗と健闘している。だが、磐田のホームに乗り込むと9勝6分17敗と、とたんに旗色が悪くなってしまうのだ。
ただし、注意すべき点がある。今回使用される会場だ。ワールドカップでも使われたエコパスタジアムで、浦和は勝率5割という数字を残している。
対する磐田はエコパを会場とした際、J2では5割を記録した勝率が、舞台がJ1になると3割5分1厘へと降下してしまう。3連敗中の磐田、3連勝中の浦和と双方の調子も好対照で、笑うのはアウェイチームになるだろう。
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