■川崎が得意としてきた名門・鹿島だが…
2強のもうひとつのチーム、川崎も苦しむことになりそうだ。今節対戦する鹿島アントラーズには6連勝中だが、その記録が止まりそうだ。
オリジナル10の一角である鹿島とは、強化担当同士のつながりもあり、選手のやり取りも多かった。鬼木達監督も、元は鹿島の選手だった。
J屈指の名門である鹿島相手になかなか勝てない時期があり、かつては「K点超え」と称して打倒鹿島に燃えた時期もあった。
だが、いつしか時代は変わり、現在の戦績は28勝10分14敗と川崎が大きく勝ち越している。ただ、ここにきて流れが変わろうとしている。
今季の川崎は、J1開幕戦こそ逆転勝利を飾ったが、第2節ではジュビロ磐田に4-5と打ち合いで敗れ、前節は京都にシュート7本に抑えられて屈した。安定感のない戦いぶりが続いているのだ。
一方の鹿島もランコ・ポポヴィッチ監督の下で仕切り直しを狙っているが、まだ爆発には至っていない。それでも川崎ほどの混乱はみられず、現在の調子を鑑みるに、ドロー決着が濃厚。ただし、鹿島にとっては、引き分けた2020年J1第27節以来となる川崎相手の7試合ぶりのポイント獲得となり、今後に与える影響は小さくないだろう。
今節は他でもドローが頻発しそうな予感がある。そのひとつが湘南ベルマーレと浦和レッズの対戦。新指揮官の下で波に乗れない浦和に対し、ビッグウェーブで飲み込む可能性もにらみつつ、地力を鑑みて引き分けを予想する。
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