■名古屋が唯一の連敗チームに
ＦＣ東京も大きな補強を施したチームといえる。鹿島アントラーズの１０番・荒木遼太郎、海外で経験を積んだ遠藤渓太、北海道コンサドーレ札幌から小柏剛、アルビレックス新潟から高宇洋を獲得。荒木は出場機会が恵まれていなかった中での獲得となったが、いずれの選手もＪ１の主軸レベルだ。
昨季途中からの就任となったピーター・クラモフスキー監督のシーズン当初からの指揮もポジティブな要素だったが、現時点では２分け。負けてはいないものの勝ててもいないことをどう捉えて次につなげられるかがカギとなる。
ここまでの３得点はすべて荒木遼太郎のもので、その輝きはすでに証明済み。厚みのある攻撃が展開できるようになれば、さらに怖さは増す。次戦の相手は昨季王者・ヴィッセル神戸で、叩けば勢いに乗れるはず。
名古屋グランパスは唯一の連敗チームで、しかもホームでの連戦でここまでノーゴール。開幕戦では鹿島アントラーズに、第２節では昇格組の町田ゼルビアにＪ１初勝利を献上してしまった。
開幕節と第２節では４選手の入れ替えが行われたが、第３節ではまた選手の入れ替えもあるか。その試合はアウェイに乗り込んでのアルビレックス新潟戦で、初めての敵地での試合が大観衆の中でのものとなる。
（後編へ続く）
