東京都1部リーグを戦うSHIBUYA CITY FCが、元日本代表FW渡邉千真の加入を発表した。大物の獲得はもちろんのこと、発表に用いられた動画のクオリティにも驚きの声が広がっている。
SHIBUYA CITYは、東京都渋谷区をホームタウンとして、Jリーグ加盟を目指している。SNSでの紹介文に「渋谷の多様性を活かした新しく遊び心のあるピッチ内外の活動で、これまでにないクリエイティブなサッカークラブ創りを目指す」と記しているように、プレーだけではなく、ピッチ外でも独自の存在感を放つクラブを目指している。
戦う舞台は東京都1部リーグながら、名古屋グランパスなどでプレーした阿部翔平や、大宮アルディージャのアカデミーからトップへと昇格した宮崎泰右ら元Jリーガーも所属。率いるのは年代別のサッカー日本代表などで活躍した増嶋竜也監督と、豪華なメンバーも擁して将来的なJリーグ入りを狙っている。
昨年は東京都1部を制して関東リーグ昇格まであと一歩に迫ったが、昇格トーナメントを兼ねた関東社会人大会決勝で敗れ、涙をのんだ。今季こそ昇格を果たすべく、かつてファジアーノ岡山で背番号10を背負った宮崎幾笑ら元Jリーガーを複数獲得し、シーズン開幕に備えていた。
そんなクラブが2月9日、大物の加入を発表した。2009年にはJリーグ新人王に輝き、翌2010年には日本代表にも選出された渡邉千真である。
横浜F・マリノスやヴィッセル神戸などでプレーし、J1だけでも通算104得点。昨季は松本山雅FCでプレーし。Jリーグ通算424試合に出場してきた実力者だ。
そのビッグネームの獲得がクラブのSNSで発表されると驚きが広がったのだが、輪をかけたのが発表動画の質の高さだった。電車の窓の外に流れる風景や、渡邉がスクランブル交差点を歩く様子など、渋谷の街との融合を存分に打ち出した作品のクオリティが、驚きをさらに広げた。