■韓国人監督の凄まじいライバル意識
とはいえ、インドネシアも決して簡単なチームではない。185センチの長身FWストルックを筆頭に旧宗主国・オランダ出身選手を何人か擁しており、個々の能力は間違いなく上がっている。19日のベトナム戦でもストルックが空中戦の強さを見せつけ、脅威を与えていた。蹴り込んでくる相手にどう対応するか。そこは今大会の重要ポイントの1つ。日本は壁を超えなければならない。
加えて言うと、指揮を執るのは韓国人のシン・テヨン監督。日本に対して凄まじいライバル意識をぶつけてくる指揮官として有名だ。「仮想・日韓戦」という位置づけで見てもいいくらい、彼らは何らかの策を講じてくるのではないか。日本としては今回も息を抜けない戦いになりそうだ。
手強い相手に森保一監督がどのようなメンバー構成で挑むのか。そこは大いに気になるところ。決勝トーナメント以降の戦いを踏まえると、第3戦はターンオーバーしたいところだ。
2015年オーストラリア大会では3戦目のヨルダン戦でも固定メンバーで戦い、準々決勝・UAE戦に挑んだところ、延長・PKと進んでいくうちにペースダウンを余儀なくされ、最終的に苦杯を喫している。その過去を踏まえると出ずっぱりの人間は1人でも減らしたいのが本音だろう。