1月14日、アジアカップに挑むサッカー日本代表の初戦・ベトナム戦が行われた。この試合で勝利を確実としたゴールが話題になっている。
苦しい展開となった。カタール・アルトゥマーマスタジアムで行われたこの試合で、森保ジャパンは開始11分で先制したのだが、5分後に同点に追いつかれると、前半33分に逆転弾をくらう。それでもハーフタイムまでに2点を奪い、1点リードで後半に入る。
どちらもゴールが奪えないまま時間が推移。日本代表にとっては前半に一度リードを許しただけに油断ができない状況が続いたが、それを打破したのが後半39分に途中出場した久保建英だった。そのわずか1分後、上田綺世のゴールをアシストしたのだ。
佐野海舟の持ち上がりから攻撃を探る中、相手陣内中盤のやや右にいた堂安律がペナルティアークに位置取る久保へとパスを出す。久保はゴールに対して背を向けるような角度だったが、ボールタッチとともに瞬時に前を向く。
そして細かいタッチからシュートも打てるような体勢に入ると、相手DF2人が寄せる。それによってフリーになったのが、久保の左前にいた上田で、久保は冷静にそこに出す。上田はそのパスをタッチすると同時に前に置くと、右足を振り抜いて相手DFの股を抜く形でゴールを決めて見せた。