昨季限りで現役を引退したサッカー元日本代表MFの中村俊輔氏の引退試合「SHUNSUKE NAKAMURA FAREWELL MATCH」が12月17日、ニッパツ三ツ沢球技場で開催された。その見どころ満載のハイライト動画が「永久保存版」だと評判だ。
桐光学園高校から1997年に横浜マリノス(現横浜F・マリノス)に入団して以降、26年の現役生活に終止符を打った中村氏はこの日、前半は晩年の3年半を過ごした横浜FCでプレーを共にした面々などで構成される「YOKOHAMA FC FRIENDS」でプレー。
すると早速、前半6分にFKのチャンスを得ると10人の壁を越えての美しいシュートを披露。GK川口能活がファインセーブで防いだかに思えたが、家本政明主審の“エアVAR”でゴール判定となった。さらに同27分に切れ味鋭いドリブルからの右足シュートで2点目を奪うと、同40分には再びFKのチャンスに美しい軌道の左足弾を放って、3点目を決めた。
後半の中村氏は、日本代表でともにプレーした戦友たちで組んだ「J―DREAMS」でプレーした。すると後半4分にボックス外から狙い澄ました左足シュートをサイドネットに流し込む。そして同23分には内田篤人氏がピッチ内のすぐ後ろからスマートフォンで撮影する中、またも完璧なFK弾を披露して5点目。さらに試合終了間際には完璧な左足ミドル弾で6点目を決めた。
試合は6―3で「J-DREAMS」が勝利したが、その中で中村氏の高い技術と左足の精度は衰え知らず。見どころたっぷりでファン大満足の引退試合となった。