■下部リーグの充実

 J1リーグのサッカーがちょっと地味な堅守速攻型主体になってきた一方で、J2リーグ以下の下部リーグは充実してきている。

 それを象徴するのが、昨シーズンの天皇杯で優勝し、今シーズンはACLで戦っているヴァンフォーレ甲府である。甲府はJ2リーグではJ1昇格プレーオフ出場権を狙える位置で戦っていたためターンオーバーを使いながらACLを戦いながら、現時点でグループHの首位に立っているのだ。

 グループHには韓国チームがいないという有利な条件はあるものの、オーストラリア「Aリーグ・メン」のメルボルン・シティFCや中国超級聯賽(スーパーリーグ)で3位に付けている浙江FCと互角に戦っているのだ(ホームゲームでは浙江を4対1で粉砕した)。

 J2リーグも、この2、3年でプレー強度が格段に上がり、J1リーグと遜色ない戦いをするクラブが増えてきている。

(3)へ続く
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