11月12日、J2リーグの最終節が行われる。全試合が同時刻キックオフとなるこの節で、J2の自動昇格チームと昇格プレーオフに進むチームが決まる。
すでに町田ゼルビアが優勝と自動昇格の1枠を決めており、残る自動昇格の枠は1つ。今、その権利を保持しているのは清水エスパルスで、それをジュビロ磐田と東京ヴェルディが争う。この3クラブは4位以上が確定しており、ジェフユナイテッド千葉が5位を確定させている。
そのため、昇格プレーオフに進む枠はあと一つ。現在その位置にいるのはヴァンフォーレ甲府で、最終節の結果次第でその座を掴む可能性があるのがモンテディオ山形とV・ファーレン長崎である。
しかも、その最終節で山形はホームに甲府を迎えて直接対決を行う。勝てば甲府を抜かして6位でフィニッシュすることができる。分かりやすい構図で迎えるホーム最終戦となる。
この試合を前に、山形は公式エックス(旧ツイッター)にあおりPVを公開した。それは2019年に参入プレーオフに進出したものの、2回戦で悔し涙を飲む場面から始まる。「忘れるな あの悔しさを」の言葉が、クラブが味わった日々を、そして、サポーターが流した涙を奮い立たせるものだ。