サッカー日本代表が10月9日、国際親善試合のカナダ戦(13日・デンカビッグスワンスタジアム)、チュニジア戦(17日・ノエビアスタジアム神戸)へ向けて千葉市内で合宿を開始。前田遼一コーチの“変わらぬ巧さ”が話題となっている。
初日のピッチ上における練習参加は5人。海外から帰国したばかりの選手も多く、室内のみで汗を流す選手も多かった中、前川黛也(ヴィッセル神戸)、大迫敬介(サンフレッチェ広島)のGK陣に加えて、田中碧(デュッセルドルフ) 、伊藤敦樹(浦和レッズ)、 毎熊晟矢(セレッソ大阪)がトレーニングで汗を流した。
ただ、少人数のために練習メニューによっては人手が不足。そこでひと肌脱いだのが、今年1月に“森保ジャパン入り”した前田遼一コーチだった。ジュビロ磐田のエースストライカーとして長く活躍し、歴代5位のJ1通算154得点を誇る元日本代表FW。ヘディングの名手でもあった男は、3対1での浮き球のみのボール回しに参加すると、軽やかな身のこなしから巧みなヘディングパスを連発。他の現役プレイヤー3人と全く遜色なし、むしろ最も安定したボール捌きを披露した。