■久保建英の起用法
今回、予想が難しいのが中盤の5選手だ。「1-4」と「2-3」を併用するため、1人はインサイドハーフ兼Wボランチの1人をこなす選手となり、もう1人はインサイドハーフ兼トップ下をこなせる選手になるはず。もちろん、アンカー兼Wボランチをこなす選手も出てくる。
仮に、アンカー兼Wボランチをこなす選手を①、インサイドハーフ兼Wボランチを②、インサイドハーフ兼トップ下を③とする。
今回、先発が濃厚なのは守田英正、旗手怜央、久保建英の3人。守田は①をこなし、14日の取材対応でもアンカーについて「心臓じゃないですけど、アンカー次第で(チームや試合が)全部変わる」と説明していた。旗手は②と③をこなし、久保は③ができるか。
ただし、両サイドのポジションをこなせる選手が現時点で限られている。三笘薫が不在の今回、その追加招集となった奥抜侃志は先述したように、出場はなさそう。中村敬斗はカナダ戦で負傷しており、伊東純也は同試合でフル出場している。
そうなると、旗手と久保はそれぞれ左と右で起用となるか。久保にとって右サイドは本人が最も希望するポジションであり、旗手は千葉市内の合宿で左サイドに入ってのトレーニングもこなしていた。両人にとって、イメージがしやすい起用でもある。