9月23日、ノエビアスタジアム神戸で行われたJ1リーグ第28節のヴィッセル神戸対セレッソ大阪戦で実現した“世界的名手”の再会シーンが話題となっている。
“世界的名手”の1人目は、元スペイン代表のファン・マタだ。1988年4月28日生まれの現在35歳。バレンシア、チェルシー、マンチェスター・ユナイテッドの欧州クラブで活躍し、黄金期のスペイン代表にも名を連ねて2010年W杯、2012年ユーロの優勝を経験。2023年9月に神戸と契約を交わし、前節のサンフレッチェ広島戦でJリーグデビューを飾った。
2人目の“世界的名手”は、元日本代表の香川真司だ。1989年3月17日 生まれの現在34歳。ドルトムント、マンチェスター・ユナイテッドで活躍した後、トルコ、スペイン、ギリシャ、ベルギーでのプレーを経て、2023年1月に古巣・C大阪に復帰。今季全試合に出場して活躍を続けている。
この2人の共通点は「マンチェスター・ユナイテッド」であり、マタが加入した2014年1月から香川がドルトムントに復帰する2014年8月まで、短い間ではあったがチームメイトとして仲を深めた。
そして、待望の瞬間が訪れたのは、試合前のピッチ脇だった。神戸の練習着姿のマタとC大阪の練習着姿の香川が歩み寄って肩を組み合い、体を寄せ合って言葉を交わした。