■「ポジションを守りすぎると、僕的には良くない」
自身にとって負傷前最後の試合であるヴィッセル神戸戦(ノエスタ)でも、同じことを経験した。前半のうちに2点を先行したものの、後半14分、同17分と失点。そのうちの一つはPKで決められたものだった。
「僕も神戸戦で前半はうまく守れてて、後半にPKや個の力でやられっていう、かなりメンタル的に来る失点を経験した。そうなると、チームでガタガタと来る印象がある。PKやフリーキックなど、セットプレーは気をつけなきゃいけないポイントかなと思います」
また、勝利に向けて必要となるのは、最終ラインからも攻撃をスムーズにするための意識だと説く。
「押し込めればボールを持てますけど、そこまでのビルドアップの部分で(うまくいっていないので)。最近は後ろから全員が顔を出してっていうのがちょっと減ってきてる気がするので、この間の2失点目もそうですけど、(瀬古)樹からのパスのところでなかなか受け手がいないというか、そういうところが問題かなと思うので、まずは全員が顔を出すことがすごく大事」
マンツーマン気味に来る札幌戦に向けて、イメージも膨らませている。
「ポジションを守りすぎると、僕的には良くないかなという感じはしてるんで、時にはバランスを崩してやったりとか、離れたりとか、そういうところが重要かなと思うんです」
連敗脱出に向けて、車屋が最終ラインから攻守に活躍する。