■ビーチを堪能できず
その夜はリオの都心の安宿で1泊。翌日、つまりギリシャ戦当日の午前11時発のTAM航空9359便で僕はナタウに向かいました。
飛行時間はおよそ3時間。ナタウ市街地から26キロほど離れた「サン・ゴンサロ・ド・アマランチ」という町に造られたナタウの空港に到着しました。
メディアセンターでもらったメディアガイドには街までの交通機関の案内も乗っていたのですが、どうも様子が変です。
そう、ここは2014年の5月31日に開港したばかりの新空港で、まだ完成しておらず、公共交通機関もまったく整備されていなかったのです。メディアガイドに載っていたのは、旧空港の案内だったのです。
14時過ぎに到着して、早速自動車をチャーターして乗合で市街地まで行き、そこからメディアバスでスタジアムに向かいました。ギリシャ戦は19時キックオフですから、あまりノンビリしてはいられません。せっかくのビーチですが、バスの中からチラリと眺めただけでした。
スタジアムはその名も「アレーナ・ダス・ドゥーナス」。ドゥーナス(Dunas)とは「砂丘」のことです。