長谷川唯と長野風花が中心となった「試合テンポの向上」【女子ワールドカップでの躍進へ、なでしこジャパンに必要なもの】(1)の画像
チームをけん引した長谷川(左) 撮影/原壮史(Sony α1使用)

 7月20日に女子ワールドカップが開幕する。女子日本代表も、かつて世界一を獲得した大会に参加する。W杯での躍進に向け、必要なものは何なのか。14日のパナマ戦などからサッカージャーナリスト・後藤健生が考察する。

■ようやく決まった大会放映

 7月20日に開幕する女子ワールドカップ。FIFAとの放映権交渉がなかなか進まず、日本ではワールドカップでの模様を見ることができないのかと思われたが、大会開幕のちょうど1週間前の13日になって、ようやくNHKでの放映が決まった。

 放映されるのは日本戦を中心の数試合だけのようだが、いずれにしても日本代表の戦いぶりを見ることができるようになり、しかもグループリーグ3戦目のスペイン戦は地上波での中継が実現したことで、結果的には満足すべき落ち着きどころになったと言えそうだ。

 日本戦以外が視聴できないことなど問題点はあるが、女子サッカーへの一般の関心の醸成、そして観客動員に苦しむWEリーグのてこ入れなどにつながるといいのだが……。

 そのためにも、代表チームの活躍が期待されるところである。

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